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主なキャスト:()年齢は公開時の俳優年齢、公開日により1歳の誤差あり
阿部サダヲ(公開当時43歳):木村秋則(主人公)
菅野 美穂(公開当時35歳):木村美栄子(主人公の妻)
監督:中村義洋
公開:2013年6月8日
上映時間: 2時間9分
2018/9/8現在、アマゾンプライムで、無料視聴できます。(You can not watch from overseas.)
注!)期間が過ぎると有料になる場合があります。
所感
「奇跡のリンゴ」は、映画化される前にノンフィクション作家の石川 拓治(いしかわ たくじ)の著書で読んでいました。
最初に知ったのは、果実や野菜は普通ならそのあたりに置きっぱなしにしておけば、水分が蒸発して干からびるのに、今の野菜や果物は腐る。これは主に養分が過多によるもので、腐らないリンゴがある。との話をどこかで聞いたからです。
後に調べるとNHK「プロフェッショナル仕事の流儀」で放映されたらしい。で、本が出たときに買って読んだのでした。
ですから、木村秋則さんの名前も知っていたし、有機栽培の講演や指導をしていることも知っていました。
この映画はこの石川拓治の著書のコミック化と同じ年に映画化されたものです。
内容的には不可能と言われていたリンゴの無農薬栽培に10年の苦労の末に成功した、木村秋則さんの実話に基づく話。
リンゴはバラ科の植物で、バラを育てたことのある方にはわかると思いますが、ちょっと手を抜くとアブラムシが付いたり病気になったりと、綺麗な花を咲かせるだけでも手間のかかる植物です。
また、リンゴは長年人が肥料や消毒をして、さらに人間の都合に合わせ品種改良して来たものだから、それらに対する抗体が無くなっているのです。
例えば、絹を生産する蚕も人間が長年家畜化したものだから、自然界では生きられないとのこと。
そんな自然とは何か?について関心があったのでこの話は知っていましたが、実際に映画をみていると苦節10年が本当に長くて暗い…(;^_^A
その割に最後の達成感というか、ハッピーエンド感が薄かったように思います。